メールレディ詐欺の典型的な手口とは?被害を回避するためのポイントや返金方法も解説

メールレディ詐欺の典型的な手口とは?被害を回避するためのポイントや返金方法も解説
この記事でわかること
  • メールレディの仕事で高収入を得るのは難しい
  • メールレディで報酬をもらうためにお金を要求されたら詐欺
  • サイト運営者だけでなく男性会員からの詐欺に遭うケースもある
  • メールレディ詐欺で返金を求めるには弁護士・司法書士に依頼した方がよい

メールレディの仕事は、信頼できるサイトに登録して正しいやり方で行えば、安全なものです。すき間時間を利用してお小遣いを稼ぐことも不可能ではありません。

しかし、メールレディの求人の中には女性からお金を騙し取ることを目的とした悪質業者もいます。信頼できるサイトを選んだとしても、男性会員の中に詐欺師が潜んでいて、被害に遭うケースもあります。

そこでこの記事では、メールレディ詐欺の典型的な手口をご紹介し、詐欺の被害を回避するためのポイントや被害に遭ってしまったときに返金を求める方法についてもわかりやすく解説します。

メールレディ詐欺とは

メールレディとは、ライブチャットサイトなどにおけるサービスの一つで、女性スタッフがメールのみで男性会員とやりとりをして報酬を受け取る仕事のことです。

そして、メールレディとして働こうとする女性を騙してお金を支払わせたり、無報酬で働かせたりする手口の詐欺がメールレディ詐欺というものです。

なお、メールレディと出会い系サイトのサクラを混同している人が非常に多いですが、両者は全く別のものです。

出会い系サイトのサクラは、出会いの場において、実際には会う気がないにもかかわらず、その気があるように見せかけて男性会員にポイントを消費させるものであり、詐欺行為に該当します。

それに対してメールレディは、メールでやりとりをすること自体がサービスであり、その対価として報酬を受け取るものです。したがって、メールレディは合法的な仕事であり、詐欺ではありません。

メールレディ詐欺のよくある手口

それでは、メールレディとして働こうとする女性が遭遇しやすい詐欺の手口をみていきましょう。

登録料や会費を請求される

メールレディとして働くためには、どこかのライブチャットサイトに登録しなければなりません。登録の際、悪質業者は登録料や年会費などを請求してくることがあります。

副業詐欺において全般的にいえることですが、仕事をするために料金を請求されるケースが非常に多いです。まだ稼いでないうちから費用を請求された場合は、詐欺であると判断してほぼ間違いありません。

実際、メールレディの求人でも優良なサイトではスタッフに応募してきた女性に対して料金を請求することは一切ありません。

報酬を受け取るために費用を請求される

登録の際に料金を請求されると警戒する人が増えてきたためか、最近では登録は無料にして、報酬を支払う際に費用を請求するという手口が増えてきています。

男性とメールのやりとりをしたメールレディが報酬を受け取ろうとすると、手数料などと称して数千円~数万円の費用を請求してくるのです。

報酬を受け取るためには会員ステージを上げる必要があり、そのためにポイントの購入などを要求されることもあります。

女性側は、せっかく獲得した報酬を受け取りたいという心理が働き、要求に応じてお金を支払ってしまいがちです。

男性会員からお金を要求される

優良サイトに登録したとしても、当然ながら男性会員には様々な人がいます。中には詐欺師も潜んでいて、メールのやりとりをしていく中で詐欺の被害に遭ってしまうこともあります。

特に多い手口は、「相談に乗ってくれたお礼をしたい」などと言って数十万円~数百万円の送金を約束し、そのためにはシステム手数料がかかると騙してお金を振り込ませるというものです。女性がお金を振り込むと、その後は連絡を絶つというのが常套手段です。

個人情報を悪用される

ライブチャットサイトに登録する際には、様々な個人情報を運営者に伝えなければなりません。

悪質業者のサイトに登録してしまった場合は、報酬の受取の際などに費用を要求されて拒否すると「支払わなければ個人情報を晒すぞ」と脅してくるような、非常に悪質な手口を使われることもあります。

その他にも、個人情報が悪質業者の間で売り買いされて流出し、他の業者による詐欺の被害に遭うことにもなりかねません。

アダルト行為を強要される

メールレディの仕事をしていると、「アダルトなし」として登録していてもアダルトな行為を要求されることがよくあります。

男性会員から性的な話題を振られたり、「裸の写真を送ってほしい」などと要求されることも日常茶飯事です。しかし、男性会員からの要求は拒否すれば事足ります。

それに対して、サイトの運営側からアダルト行為を要求された場合は断りにくいものです。「アダルトなしでは常連客がつかず、稼げないからアダルトをするように」と強要されるのです。

この行為は法律上の「詐欺」とは異なりますが、「アダルトなしでOK」とうたって求人しておきながら、登録後にアダルト行為を強要することは騙しの手口の一つであるといえます。

実際にあったメールレディ詐欺の事例

次に、メールレディ詐欺でどのような被害が発生しているのか、実際の事例をいくつかご紹介します。

男性会員から支援を持ちかけられたケース

最近、目立って多く発生しているのは次のような事例です。

外で働けないため、ネットで探した「異性とメールのやりとりをするだけで稼げる」という出会い系サイトのメールレディに登録した。

すぐに「お金に余裕があり支援したい」という相手からメールが届いた。メールのやりとりをするにはポイントを購入しなくてはならず、5通のメールに1万円かかる。相手からポイント代を支払うと言われたので、2日間で数十万円のポイントを購入し、ポイント代はコンビニで決済した。

もうポイントがなくなり、メールも開けなくなった。サクラサイトの被害にあったのかもしれない。

引用元:千葉県|メールするだけで稼げるつもりが

このように、男性会員からお金を騙し取られるケースが多発しています。

ただ、男性会員を装った詐欺師と悪質なサイト運営者が手を組んでいるケースも少なくありません。

優良サイトの男性会員の中にも詐欺師は潜んでいますが、やはり悪質なサイトに登録してしまうと詐欺の被害に遭う可能性が格段に高まるといえます。

報酬をもらえなかったケース

次は、メールレディとして仕事をしたにもかかわらず、報酬をもらえなかったというケースです。

メールレディの悪質サイトに
登録してしまいました。

男性とメールをしていて
報酬の受け渡しの話になったとき
レギュラー会員にならないと報酬が
受け取れないと言われ
そのレギュラー
会員になるには
お金がかかります。
それで悪質サイトだと気付き退会しようと
したのですがサポートセンターという所から
相手の男性が準備をしてまっておられます。
勝手に退会してしまうとトラブルの原因にも
なるので相手の男性に同意を得てから退会
してください。と言われました。

そこで、同意してもらおうと
断りのメールを何度か送ったのですが
当然 応じてもらえません。
どうしたらいいですか?
そのまま放置しても大丈夫でしょうか?

引用元:YAHOO!JAPAN知恵袋

このケースは、「報酬を受け取るために費用を請求される」という手口に当たります。

この投稿をした人は費用を請求された時点で詐欺に気付いたため、金銭的な被害は免れています。

不当な費用を要求されたときは、この方のように断った上で、あとは無視をするのが最善の対処法となります。それまでの仕事はタダ働きになってしまいますが、決してお金を支払わないことが大切です。

退会させてもらえないケース

次のケースも女性が詐欺に気付きましたが、退会を申し出ても応じてもらえないという事例です。

助けてください。
メルレ詐欺に会いました。

相談料25万支払うということでメルレに登録して相談に乗ってたのですが、事前に返信できない時間を伝えたにも関わらず1時間おきにしつこくメールが来てたりしてました。
昨日振り込みにあたって正会員にならないといけないと言われ、そのためにはポイント購入で5000円払いました。そして振込先等個人的なやり取りをするのに追加で1万円分のポイントを購入してほしいとありクレジットカードで15,000円分支払ってしまいました。且つ身分確認のため免許提示をしました。
無料でできると聞いていたのに更にウイルス防止のためソフトを導入するのに25000円支払って欲しいと言われ、他のサイトで確認したらメルレ詐欺と全く同様の手口だったので流石に無理で退会したいと運営にも相談者にも言いましたがどっちも応じてくれません。払ったお金はいらないですが、個人情報とこれからどう対応していいか分からず困ってます。

詐欺の手口同様返信のたびにポイントなくなっていってます。

引用元:YAHOO!JAPAN知恵袋

この事例では、男性から相談料を支払うと言われてメールレディのサイトに登録したということなので、その男性と悪質サイトの運営者は手を組んでいる可能性が非常に高いといえます。

この方は既に2万円ほど支払っているようですが、これ以上の被害を受けないために、今後は無視すべきです。ただ、個人情報を悪用される可能性がなくはないので、警察にも相談した方がよいでしょう。

メールレディ詐欺の被害に遭わないために注意すべきポイント

ここからは、メールレディの仕事を始めようとお考えの方に向けて、詐欺の被害に遭わないために注意すべきポイントをご説明します。

お金の要求には絶対に応じない

まず、お金を要求されても絶対に支払わないようにしてください。

先ほども申し上げましたが、優良サイトではメールレディに対してお金を要求することは一切ありません。

1円でも要求された場合は、そのサイトは詐欺であると判断して、関係を絶ちましょう。

なお、優良サイトでも報酬の受取りの際に振込手数料はかかります。しかし、多くの場合は550円程度で、それも報酬から差し引かれます。わざわざ手数料の送金を要求されることはありません。

報酬単価が高い業者は避ける

ライブチャットサイトに登録する際は、最初から悪質なサイトを避けることが重要です。そのためには報酬単価に着目し、極端に報酬単価が高い業者は避けるようにしましょう。

アダルトなしのメールレディの報酬単価は、メール1通あたり20円~40円程度が相場です。報酬単価100円以上をうたっているサイトは、詐欺サイトである可能性が非常に高いといえます。

なお、報酬単価20円~40円ではメールを100通送っても2,000円~4,000円の報酬にしかなりません。月額報酬としては、数万円稼げればよい方です。

メールレディで月10万円以上稼いでいる人のほとんどは、アダルトありのコースで働いていると考えられます。

やはり、メールレディでも「誰でも簡単に高収入」は得られないということは知っておくべきでしょう。

登録後に怪しいと感じたら利用を止める

詐欺業者としても、ターゲットが見つからなければ利益が得られないため、最初は甘い言葉でメールレディに誘ってきます。そのため、悪質サイトを見抜くことができず登録してしまうこともあるでしょう。

しかし、登録後に怪しいと感じたら、すぐに利用を止めてください。

「働いた分だけは報酬を支払ってほしい」ということにこだわっていると、費用を騙し取られてしまいます。支払ってしまったお金を取り戻すことは、非常に困難です。

相手は悪質業者ですから、費用を支払ったところで報酬が正当に支払われるとも限りません。少額の報酬にこだわるよりも、すぐに関係を絶つ方が得策です。

身バレにつながる画像を掲載・送信しない

これは安全にメールレディの仕事を行うためのコツですが、身バレにつながるような画像をプロフィールに掲載したり、男性会員に送信することはやめておきましょう。

身バレしてしまうと、個人情報を突き止めた男性会員から強請られる(ゆすられる)おそれがあるからです。

「顔出し」(個人を特定できる顔写真を掲載すること)した方が稼ぎやすいのも事実ですが、このようなリスクがあることには十分に注意しましょう。

男性会員にも個人情報を明かさない

男性会員とのメールのやりとりの中でも、個人情報を明かさないように注意する必要があります。

男性会員の中には、あの手この手で個人情報を聞き出そうとしてくる人が少なくありません。こういった質問から上手に切り抜けるためには、「ペルソナ」といって架空の人物像を具体的に作り込んでおき、メールレディの仕事をするときはその人になりきることがおすすめです。

優良サイトに登録し、身バレの防止対策を徹底すれば、メールレディは非常に安全な仕事になります。

メールレディ詐欺で被害に遭ったときに返金してもらう方法

メールレディ詐欺で高額の被害に遭ってしまった場合でも、返金してもらうことは不可能ではありません。諦めずに、以下の方法を検討してみましょう。

業者と直接交渉する

まずは、業者に対して直接返金を請求し、交渉することです。詐欺業者としてもスタッフとのトラブルが頻発すると営業に支障をきたすので、被害額の半額程度までの返金であれば示談で手を打ってくる可能性があります。

全額の返金を求める場合、業者の住所が分かるのであれば、内容証明郵便を送付するのが有効です。

ただし、業者のどの行為が詐欺に該当し、どのような法的問題があるのかを的確に主張できなければ相手にされないことが多いので、弁護士または司法書士に依頼して業者と交渉してもらう方が得策です。

第三者に相談する

業者に返金を請求しても相手にされない場合は、第三者に相談してみましょう。有益な相談先としては、弁護士・司法書士の他にも以下のようなところが挙げられます。

  • 警察
  • 振込先の銀行
  • 決済したクレジットカード会社
  • 消費生活センター

警察に被害届を提出すれば、場合によっては詐欺業者を検挙してくれる可能性があります。

そうでない場合でも、警察に被害届を出しておくことによって、振り込め詐欺救済法に基づく口座の凍結制度を利用できるようになります。

これは、詐欺業者に対して振込みでお金を支払った場合、口座の不正利用であることが確認されるとその口座が凍結され、預金の中から被害者に対し被害金が分配される制度です。

警察に被害届を提出した後、振込先の銀行にも相談しましょう。

クレジットカード決済でお金を支払った場合は、詐欺業者がお金を受け取る前であれば、取引を停止して払い戻してもらうことが可能です。早急にカード会社に相談しましょう。

また、消費生活センターでは、様々な消費者被害について無料で相談を受け付けています。ケースによっては相談員から詐欺業者に連絡してくれることもあり、全額の返金を受けることは難しいですが、何割かの金額であれば返金を受けられるケースも中にはあります。

法的措置をとる

以上の手段で解決できなかった場合には、詐欺業者に対して損害賠償請求訴訟を提起して、返金を求めることになります。

勝訴すれば相手の財産を差し押さえることもできるので、強制的に返金を受けることも可能となります。

ただし、訴訟手続きは複雑かつ難解で、有力な証拠を提出する必要もあります。ご自身で手続きを的確に進めることは難しいのが実情なので、弁護士・司法書士に依頼することをおすすめします。

メールレディ詐欺かな?と思ったら弁護士・司法書士に相談を

前項では詐欺業者から返金を受ける方法をご紹介しましたが、実際のところ、ご自身で詐欺業者から返金を受けることは容易ではありません。

そのため、「メールレディ詐欺かな?」と思った時点で弁護士または司法書士という法律の専門家に相談することを強くおすすめします。そのメリットは以下のとおりです。

  • 詐欺かどうかを的確に判断してもらえる
  • 詐欺に当たる場合は、その後の対処法についてもアドバイスが受けられる
  • 返金を請求する場合は、全ての手続きを弁護士・司法書士に任せられる
  • 弁護士・司法書士の専門的な知識と経験により、返金が期待できる

一人で悩まず、弁護士・司法書士に相談することで最善の解決策が見つかることでしょう。

まとめ

メールレディの仕事そのものは、合法で安全な仕事です。ただし、アダルトなしでは月収数万円がよいところでしょう。メールレディで高収入を得ようと考えていると、詐欺の手口に乗ってしまうおそれがあります。

このような実情を理解した上でメールレディの仕事に取り組み、それでも詐欺の被害に遭ったときは弁護士・司法書士に相談しましょう。専門家の力を借りることで被害の拡大を防げますし、返金を受けられる可能性もあります。

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