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『TikTok広告の偽ブランド品』被害増加中?悪質な詐欺ショップの手口にご注意を

TikTokやInstagram、XなどのSNS広告をきっかけに、偽ブランド品や詐欺的な通販サイトへ誘導される被害が目立っています。

一見すると有名ブランドの公式セールのように見える広告でも、実際にはブランド名や商品画像を無断で使用した偽ショップであるケースがあり、注文後に「商品が届かない」「粗悪なコピー品が届いた」「返金に応じてもらえない」といったトラブルにつながることがあります。

特に最近は、動画広告の作り込みが巧妙になっており、広告を見ただけでは本物のショップなのか、詐欺サイトなのか判断しづらくなっています

今回の記事では、TikTok広告などから誘導される偽ブランド・詐欺ショップの主な手口に加え、購入前に確認すべきポイント、万が一被害に遭ってしまった場合の対処法について解説してまいります。

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偽ブランド・詐欺ショップとは

偽ブランド・詐欺ショップとは、有名ブランドや正規販売店を装って商品を販売し、代金を受け取ったあとに商品を発送しない、または粗悪なコピー品を送りつける悪質な通販サイトのことです。

これまでは検索エンジンで見つかる怪しい通販サイトが中心でしたが、現在はTikTokやInstagramなどのSNS広告を通じて、自然に偽サイトへ誘導されるケースも増えています。

つまり利用者側からすると、「自分で怪しいサイトを探した」のではなく、「普段見ているアプリ上に広告として流れてきた」ことで、警戒心が薄れやすくなっているのです。

TikTok広告を悪用した偽ブランドショップの手口

SNS広告を悪用した偽ブランドショップは、以前よりもかなり巧妙になっています。

「見た目がきれいだから安全」「広告として表示されているから安心」と思ってしまうと、思わぬ被害につながる可能性があります。ひとつずつ見ていきましょう。

有名ブランドの公式セールに見せかける

偽ブランドショップで特に多いのが、有名ブランドのロゴや商品画像を使い、あたかも公式セールのように見せかける手口です。

「在庫処分」
「閉店セール」
「期間限定90%OFF」
「日本限定キャンペーン」
「倉庫整理のため本日限り」

このような言葉で購入を急がせ、冷静に確認する時間を与えないようにします。

本来であれば数万円、数十万円するブランドバッグやスニーカー、アパレル商品が、数千円から一万円台で販売されている場合は、まず疑ってください。

「安いから今買わないと損」ではなく、「安すぎるから怪しい」と考えることが大切です。

動画広告の雰囲気だけは本物らしく作られている

最近の詐欺広告は、昔のような雑なバナー広告だけではありません。

TikTokのようなショート動画では、実際に商品を開封しているような映像や、インフルエンサー風の人物が紹介しているような動画、ブランド公式のプロモーションに見えるような映像が使われることがあります。

動画の雰囲気だけを見ると、通常の広告とほとんど変わらないため、

「広告として出ているなら大丈夫だろう」
「動画で実物を見せているから本物だろう」
「コメント欄で評判が良さそうだから安心だろう」

と感じてしまう方も少なくありません。

しかし、広告として表示されていることと、そのショップが安全であることは別問題です

「TikTokで見たから安心」という心理を利用する

偽ブランドショップの厄介な点は、利用者が日常的に使っているアプリ上に広告が表示されることです。

普段からTikTokで商品紹介動画やレビュー動画を見ている人ほど、広告と通常投稿の境目が曖昧になりやすくなります。

また、動画内で「今だけ」「売り切れ間近」「公式より安い」などと強く訴求されると、ついその場でリンクを押してしまいがちです。

SNS上に広告として出ているからといって、販売元まで安全とは限りません。

少しでも違和感がある場合は、その場で購入せず、必ず公式サイトや正規販売店の情報を確認するようにしてください。

代金引換で偽物を送りつけるケースもある

偽ブランドショップというと、銀行振込やクレジットカード決済だけを想像しがちですが、代金引換を悪用するケースもあります。

代引きの場合、商品が届いた瞬間は「ちゃんと発送された」と安心してしまいます。

しかし、箱を開けてみると明らかなコピー品だったり、注文した商品とはまったく違う粗悪品だったりすることがあります。

一度代金を支払ってしまうと、販売業者と連絡が取れず、返金交渉が難航するケースも少なくありません。

偽ブランド・詐欺ショップの主な特徴

悪質な偽ブランドショップには、いくつか共通した特徴があります。

すべてに当てはまるとは限りませんが、複数の特徴が重なる場合はかなり危険度が高いと考えてください。

価格が異常に安い

もっとも分かりやすい危険サインは、価格の安さです。

正規品のブランドバッグや時計、スニーカー、アパレル商品が、定価の半額以下、場合によっては80%〜90%OFFで販売されている場合は注意が必要です。

もちろん正規店でもセールはありますが、高級ブランド品が常識外れの価格で大量に販売されることはほとんどありません。

「閉店セール」「在庫処分」「本日限り」といった言葉で大幅値引きを強調しているサイトは、特に慎重に確認しましょう。

日本語の表現が不自然

偽ショップでは、サイト内の日本語に違和感があるケースがよく見られます。

たとえば、次のような表現です。

・三日か五日届きます
・品質は絶対保証します
・人気商品はもうすぐ消します
・安心して購入してくださいませ
・返品はできません、ご了承ください

このように、機械翻訳のような文章や、不自然な敬語、文字の乱れがある場合は要注意です。

見た目だけは整っていても、利用規約やFAQ、会社概要などの細かいページを見ると、不自然な日本語が残っていることがあります。

会社概要や連絡先が不透明

正規の通販サイトであれば、販売業者名、所在地、電話番号、メールアドレス、返品条件などが明記されています。

一方で、偽ブランドショップでは次のような特徴が見られます。

・会社名が書かれていない
・住所が途中までしかない
・電話番号がない
・連絡先がフリーメールのみ
・問い合わせフォームしかない
・特定商取引法に基づく表記がない
・住所を検索すると無関係な建物が出てくる

特に、販売業者の住所や電話番号が架空だったり、まったく関係のない企業や病院、個人宅の情報が勝手に使われているケースもあります。

会社情報が確認できないサイトで、ブランド品を購入するのは非常に危険です。

決済方法が不自然に限定されている

支払い方法にも注意が必要です。

たとえば、次のようなケースは危険度が高いといえます。

・銀行振込しか選べない
・振込先が個人名義になっている
・クレジットカード決済を選んだはずなのに、最終的に銀行振込へ誘導される
・代引きのみで、事前に発送元の確認ができない
・決済画面だけ別サイトに飛ばされる

特に、振込先が会社名義ではなく個人名義の銀行口座になっている場合は注意してください。

支払い後に連絡が取れなくなり、返金が難しくなる可能性があります。

送料や手数料で不自然に高額になる

商品価格を極端に安く見せておきながら、決済直前に高額な送料や手数料を上乗せする手口もあります。

たとえば、商品価格は1,980円なのに、送料が5,000円以上かかるようなケースです。

このようなサイトでは、商品そのものが届かない、届いても粗悪品である可能性が高く、返品や返金にも応じてもらえないことがあります。

商品代金だけで判断せず、最終的な支払総額と販売元の信用性を必ず確認してください。

購入前に必ず確認したいポイント

偽ブランドショップによる被害は、購入前の確認で避けられるケースも少なくありません。

SNS広告を見てすぐに購入するのではなく、次のポイントを確認するようにしましょう。

広告リンクから直接購入しない

SNS広告を見て気になる商品があった場合でも、その広告リンクからすぐに購入するのは避けてください。

まずは、ブランド名やショップ名を自分で検索し、公式サイトや正規取扱店で同じ商品が販売されているか確認しましょう。

公式サイトに同じセール情報が掲載されていない場合、その広告は偽サイトへ誘導するものかもしれません。

URLとドメインを確認する

偽ブランドショップでは、公式サイトに似せたURLが使われることがあります。

たとえば、ブランド名の一部に余計な文字が入っていたり、「sale」「shop」「official」などを付け足しただけの不自然なドメインになっていることがあります。

見た目のデザインが本物に似ていても、URLが公式と違えば別サイトです。

特に、広告から飛んだ先のURLが長すぎる、意味のない英数字が多い、ブランド名と関係のないドメインである場合は注意してください。

会社情報を検索する

購入前には、サイト内に記載されている会社名、住所、電話番号を検索してください。

検索しても会社情報が出てこない場合や、住所がレンタルオフィス、空き地、無関係な建物になっている場合は非常に危険です。

また、会社名を検索した際に「詐欺」「偽サイト」「届かない」「返金されない」などの口コミが出てくる場合は、購入を中止した方が安全です。

不安な場合はチェックサービスも利用する

不安なサイトを見つけた場合は、偽サイトチェックサービスを活用するのも有効です。

ただし、チェックサービスで問題が出なかったからといって、必ず安全と断定できるわけではありません。

あくまで判断材料のひとつとして使い、価格、会社概要、日本語、決済方法なども合わせて確認することが大切です。

偽ブランドショップで購入してしまった場合の対処法

もし偽ブランドショップで購入してしまった場合は、焦って販売業者とのやり取りを消したり、証拠を捨てたりしないようにしてください。

返金交渉や相談を進めるためには、被害を証明できる情報が重要になります。

まずは証拠を保存する

被害に気づいたら、まずは証拠を保存してください。

保存しておきたい情報は次の通りです。

・購入したサイトのURL
・商品ページのスクリーンショット
・広告のスクリーンショット
・注文完了メール
・決済完了メール
・販売業者とのやり取り
・振込先口座情報
・配送伝票
・届いた商品の写真
・クレジットカードや決済サービスの利用明細

スクリーンショットは、あとからサイトが削除された場合にも重要な証拠になります。

少しでも怪しいと感じた時点で、できるだけ多くの情報を保存しておきましょう。

クレジットカード会社・決済会社へ連絡する

クレジットカードで支払った場合は、すぐにカード会社へ連絡してください。

偽サイトにカード情報を入力してしまった場合、不正利用につながるおそれもあります。

また、PayPay、PayPal、コンビニ決済、後払いサービスなどを利用した場合も、各決済サービスの窓口へ早めに相談しましょう。

支払いを止められる可能性があるか、不正利用対策が必要かを確認することが大切です。

同じパスワードを使っている場合は変更する

偽ショップで会員登録をしてしまった場合、入力したメールアドレスやパスワードが悪用される可能性があります。

特に、他のサービスでも同じパスワードを使い回している場合は危険です。

同じID・パスワードを使っているサービスがある場合は、すぐにパスワードを変更してください。

商品が届いても安易に受け取らない

代引きで注文した場合、荷物が届いた時点で販売元や送り主を確認してください。

身に覚えのない会社名、個人名義、不自然な発送元である場合は、その場で支払う前に慎重に判断する必要があります。

「届いたから本物」とは限りません。

偽物や粗悪品が届く通販トラブルでは、代引き配達が利用されるケースもあるため、支払い前に違和感がないか確認するようにしてください。

警察や消費生活センターへ相談する

商品が届かない、偽物が届いた、販売業者と連絡が取れないという場合は、警察や消費生活センターへ相談してください。

特に、振込先口座、サイトURL、広告画像、販売業者とのやり取りが残っている場合は、相談時に役立つ可能性があります。

消費者ホットライン

通販トラブルや偽サイト被害について相談したい場合は、消費者ホットライン「188」を利用できます。

電話番号:188
相談内容:通販トラブル、偽サイト、返金トラブル、商品未着、粗悪品被害など
概要:最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してくれる全国共通の電話番号です。

警察相談専用電話

詐欺被害として相談したい場合や、悪質な偽サイトの情報を通報したい場合は、警察相談専用電話も利用できます。

電話番号:#9110
相談内容:詐欺被害、偽通販サイト、口座情報の悪用、不審な業者とのトラブルなど
概要:緊急性の高い110番とは異なり、警察へ相談したい内容を落ち着いて伝えるための相談窓口です。

返金を目指すなら専門家への相談も検討

偽ブランドショップの被害では、販売業者と連絡が取れなくなったり、返金に応じてもらえなかったりするケースが少なくありません。

クレジットカード会社や決済会社への連絡で解決できることもありますが、銀行振込や代引きで支払ってしまった場合、個人で返金交渉を進めるのは難しいことがあります。

被害額が大きい場合や、相手の口座情報・業者情報が残っている場合は、弁護士や司法書士などの専門家へ相談することも選択肢になります。

「どうせ戻ってこない」と諦める前に、証拠を整理したうえで、警察、消費生活センター、決済会社、専門家の順に相談先を広げていくことが大切です。

まとめ

TikTok広告やSNS広告をきっかけにした偽ブランド・詐欺ショップは、年々見分けが難しくなっています。

広告の映像がきれいでも、有名ブランドのロゴが使われていても、コメント欄に良い評判が並んでいても、それだけで安全とは言い切れません。

特に、

・価格が異常に安い
・日本語が不自然
・会社概要が曖昧
・電話番号がない
・決済方法が限定されている
・公式サイトに同じセール情報がない
・広告から直接購入を急がせる

このような特徴がある場合は、購入を控えるようにしてください。

大切なのは、「広告に出ているから大丈夫」と考えないことです。

少しでも怪しいと感じたら、その場で購入せず、公式サイトや正規販売店、会社情報、URL、口コミを確認するワンクッションを置きましょう。

万が一被害に遭ってしまった場合でも、証拠を保存し、カード会社・決済会社・警察・消費生活センターへ早めに相談することで、被害拡大を防げる可能性があります。

安すぎるブランド品の裏には、思わぬ落とし穴が潜んでいることがあります。

「お得に買えた」と思った買い物が、偽物や詐欺被害につながらないよう、購入前の確認を習慣にしていきましょう。

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