auカブコム証券を利用している方の中には、『次世代認証(パスキー)への移行のお願い』というメールを受け取った方もいるのではないでしょうか。「出金指示」が制限されるかもしれないと書かれていると、急いで手続きしなくてはと不安になりますよね。ですが、これはauカブコム証券を装った詐欺メールです。
この記事では、このメールの手口と見分け方、受け取ったときや情報を入力してしまったときの対処法について解説してまいります。
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実際に届いた『auカブコム証券』を騙るメール

| 件名 | 【要対応】auカブコム証券 次世代認証(パスキー)への移行のお願い |
|---|---|
| 差出人(表示名) | auカブコム証券 |
| 差出人のドメイン・アドレス | akrso@qhdpengrun.com(auカブコム証券とは無関係) |
| 誘導先のリンク(偽サイトとみられる) | https://zhibokaifa.com/content/uiqbxqthqf |
| 本物らしく見せるためのリンク | www.kabu.co.jp(auカブコム証券の公式サイト) |
| なりすまし先 | auカブコム証券 |
| 詐欺の種類 | フィッシング詐欺 |
| 危険度 | 高 |
| 確認日 | 2026年10月15日 |
本文には、次のような内容が書かれていました(一部抜粋)。
このたび、オンラインサービスの安全性向上を目的として、次世代認証システム(パスキー)への移行を実施いたします。
更新期限 2026年10月16日 23:59
期限までに完了されない場合、セキュリティ保護のため、一時的にオンラインでの「出金指示」および「即時入金」機能を制限させていただく場合がございます。
オンライン認証ポータルへ 〇〇
auカブコム証券が電話やメールで暗証番号やパスワードをお伺いすることは絶対にございません。
このメールの目的は?
パスキーへの移行手続きを口実に偽のログインページへ誘導し、証券口座のログインIDやパスワード、暗証番号などを入力させて盗むことが狙いと考えられます。
盗まれた情報で口座に不正ログインされると、勝手に株を売買されたり、出金先を変えられたりするおそれがあります。
auカブコム証券を騙る詐欺メールの手口と特徴
差出人のアドレスがauカブコム証券と無関係
表示名は「auカブコム証券」ですが、実際にはauカブコム証券とは関係のないドメインのアドレスから送られています。表示名は誰でも自由に設定できるので、名前だけで信じないようにしましょう。
手続きのリンク先が公式サイトではない!
「オンライン認証ポータルへ」と書かれたリンクの行き先は、auカブコム証券の公式サイトとは関係のないドメインです。公式のアドレスはメール下部の「配信停止設定」にだけ使われていて、本物らしく見せるためと考えられます。
翌日を期限にして焦らせる
受信日の翌日23時59分が「更新期限」とされています。考える時間を与えず、すぐにリンクを開かせるための典型的な手口です。
「出金指示」の制限をちらつかせて不安をあおる
「出金指示」や「即時入金」が制限されると書き、お金を動かせなくなる不安をあおっています。こうした脅し文句があっても、メールのリンクから手続きするのはやめましょう。
注意書きで本物らしさを演出
「パスワードをお伺いすることは絶対にございません」「不審なメールにご注意ください」といった注意書きや登録番号まで載せて、信頼させようとしています。それらしい注意書きがあっても、本物とは限りません。
このメールが届いたらどうすればいい?
- メール内のリンクは開かず、そのまま削除してください。
- パスキーの設定や口座の状況は、ブックマークした公式サイトや公式アプリから直接ログインして確認しましょう。
- 不安なときは、公式サイトに載っている問い合わせ窓口に確認してください。メールに書かれた連絡先は使わないでください。
- 同じようなメールが届いたら、迷惑メールとして報告しておくと安心です。
情報を入力した・お金を払ってしまった場合は?
- すぐに公式サイトや公式アプリから、ログインパスワードと取引暗証番号を変更してください。
- auカブコム証券の公式窓口に連絡して情報を入力してしまったことを伝え、口座の利用停止などを相談しましょう。
- 取引履歴や出金先口座の設定が勝手に変えられていないか確認してください。
- 同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらもすぐに変更しましょう。
- お金を盗まれるなどの被害が出たときは、警察の相談窓口にも相談してください。
まとめ
- パスキーへの移行を口実に、公式サイトではない偽のページへ誘導します。
- 翌日を期限にしたり「出金指示」の制限をちらつかせたりして、焦らせます。
- 公式のアドレスや注意書き、登録番号を載せて、本物らしく見せかけています。
このメールは、証券口座を持っているかどうかに関係なく誰にでも届く可能性があります。メール内のリンクは絶対に開かず、IDやパスワードも入力しないでください。パスキーの設定や口座の状態が気になるときは、ブックマークした公式サイトや公式アプリから直接確認しましょう。
相談・報告先
- 警察相談専用電話「#9110」:詐欺かどうか不安なとき、被害に遭ったかもしれないときに相談できます。
- 都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口:ネットを使った犯罪の相談を受け付けています。
- 消費者ホットライン「188」:最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。
- フィッシング対策協議会:迷惑メールフォルダーに入らずに届いたフィッシングメールは、リンクをクリックせずに info@antiphishing.jp へ転送して報告できます。
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