※この記事は、当サイトに実際に届いた不審なメールをもとに作成し、新しいメールが届くたびに追記しています。メール内のURLやメールアドレスはリンクにならないよう加工して掲載しています。アクセスしないでください。
国民年金の保険料を納めている方や年金を受け取っている方の中には、日本年金機構を名乗る「保険料を払いすぎていたのでお返しします」というメールを受け取った方もいるのではないでしょうか。お金が戻ってくると聞けば、つい手続きを急ぎたくなりますよね。ですが、これは日本年金機構を騙るフィッシングメールです。
この記事では、実際に届いたメールをもとに、手口と見分け方、受け取ったときや情報を入力してしまったときの対処法について解説してまいります。
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実際に届いた日本年金機構を騙る詐欺メール
当サイトに届いたメールを、新しい順に掲載しています。件名や金額が違っても、手口は同じです。
※URLの「?」以降には受信者を識別する情報が含まれることがあるため、省略しています。
『【 重 要 通 知 】国 民年金保険料の余分なお支払い に つ いて』
確認日:2026年11月4日
| 差出人(表示名) | 【 構機 金年本日 】 |
|---|---|
| 差出人のアドレス | no-reply@keep.psmdk.com (日本年金機構とは無関係) |
| 誘導先のリンク(偽サイトとみられる) | https://psmdk.com/order/jmtq |
| 添付ファイル | 3XE9oqbV5y.vuvne (開かないでください) |
| 危険度 | 高 |

国民年金保険料の余分なお支払いについて
*本来必要な額を超えてお支払いいただいていた*
お返し予定額 ¥23,840
日本年金機構を騙る詐欺メールの目的
「払いすぎた保険料をお返しします」と、お金が戻ってくる話で関心を引くメールです。
狙いは、リンクから日本年金機構に見せかけた偽サイトへ誘導することです。
偽サイトでは、振込先として銀行口座の情報や暗証番号を、さらに氏名・住所・基礎年金番号などの個人情報を入力させる可能性が高いでしょう。
このように偽サイトへ誘導して大切な情報を盗み取る手口を『フィッシング詐欺』と呼びます。盗まれた口座情報は、不正な引き出しや別の詐欺に悪用されるおそれがあります。
手口と見分け方
「保険料をお返しします」とお金の話で誘う
メールでは「本来必要な額を超えてお支払いいただいていた」として、具体的な返金額まで示しています。お金が戻ってくると思わせて、リンクを開かせるのが狙いです。
メールのリンクから還付の手続きをさせる案内は、まず疑ってください。
差出人名の文字を逆さまに並べている
差出人名は「日本年金機構」を逆から並べた「構機金年本日」になっています。迷惑メールフィルターをすり抜けるための細工と考えられます。
件名に入っている不自然な空白も、同じ目的の可能性があります。
日本年金機構と無関係のアドレスから届く!
差出人のアドレスもリンク先も、日本年金機構とはまったく関係のない同じドメインです。
公的機関を名乗っているのに見覚えのないアドレスから届いた時点で、偽物と考えて間違いないでしょう。
期限日の曜日がカレンダーと合わない
期限は「令和9年1月31日(土)」と書かれていますが、この日は実際には日曜日です。
本物の公的機関の通知で、こうした基本的な誤りはまず考えられません。
「受け取れなくなる」と期限で焦らせる
「期限を超えますとお受取りいただけなくなります」と書き、早く手続きしないと損をすると思わせています。
焦らせて冷静に考える時間を奪うのは、詐欺メールによくある手口です。
このメールが届いたらどうすればいい?
- メール内のリンクは絶対に開かず、書かれている手続きもしないでください
- メールに書かれた連絡先には問い合わせないでください
- 還付の案内が本当か気になるときは、日本年金機構の公式サイトや「ねんきんネット」、手元の通知書などで調べた正規の窓口から確認しましょう
- 確認が済んだら、メールは削除しましょう
情報を入力した・お金を払ってしまった場合は?
- 銀行口座の情報や暗証番号を入力してしまった場合は、すぐに銀行の正規の窓口に連絡し、口座の利用停止などを相談してください
- 基礎年金番号などの個人情報を入力してしまった場合は、日本年金機構の正規の窓口に相談してください
- お金の被害が出ているときや不安なときは、警察や消費生活センターに相談しましょう
まとめ
- 「保険料をお返しします」と返金をちらつかせ、偽サイトへ誘導する
- 差出人名を「構機金年本日」と逆さまにして、迷惑メールフィルターをすり抜けようとしている
- 日本年金機構と無関係のアドレスから届き、期限日の曜日も間違っている
- 「受け取れなくなる」と期限を示して焦らせる
年金は多くの人に関わる制度なので、このメールは誰に届いてもおかしくありません。
「お返し」「還付」という言葉を見かけても、メールのリンクは開かず、口座情報や個人情報も絶対に入力しないでください。
気になるときは、日本年金機構の公式サイトや「ねんきんネット」、手元の通知書などで調べた正規の窓口から確認しましょう。
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相談・報告先
- 警察相談専用電話「#9110」:詐欺かどうか不安なとき、被害に遭ったかもしれないときに相談できます。
- 都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口:ネットを使った犯罪の相談を受け付けています。
- 消費者ホットライン「188」:最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。
- フィッシング対策協議会:迷惑メールフォルダーに入らずに届いたフィッシングメールは、リンクをクリックせずに info@antiphishing.jp へ転送して報告できます。
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