※この記事は、当サイトに実際に届いた不審なメールをもとに作成しています。メール内のURLは安全のため無効化して掲載しています。
SBI証券を装い、「次世代認証(パスキー)への移行が必要」と案内して偽のログインページへ誘導するフィッシングメールが確認されています。期限内に手続きしないと出金や入金が制限されると不安をあおるのが特徴です。リンクは開かず、落ち着いて対処してください。
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実際に届いたメールの内容

| 件名 | 【要対応】次世代認証(パスキー)への移行のお願い|SBI証券 |
|---|---|
| 差出人(表示名) | SBI証券 |
| 送信元ドメイン | sugaofamen@com |
| 本文中のリンク先 | freudefields@com www.sbisec@co.jp(公式) |
| なりすまし先 | SBI証券 |
| 詐欺の種類 | フィッシング詐欺 |
| 危険度 | 高 |
| 確認日 | 2026年10月14日 |
本文には、次のような内容が書かれていました(一部抜粋)。
このたび、当社オンラインサービスの安全性向上を目的として、次世代認証システム(パスキー)への移行を実施いたします。
更新期限 2026年10月15日 23:59
期限までに完了されない場合、一時的にオンラインでの「出金指示」および「即時入金」機能を制限させていただく場合がございます。
以下の専用ポータルよりログインいただき、画面の案内に従って新認証の登録を完了してください。
本手続きはスマートフォン(生体認証対応)での操作を推奨しております。
このメールの目的
偽の「オンライン認証ポータル」にIDやパスワード、認証情報を入力させて盗み取ることが狙いです。盗んだ情報で口座に不正ログインし、保有する株や資金を勝手に売却・出金される恐れがあります。スマートフォンでの操作を勧めるのは、URLを確認しにくい環境で操作させるためとも考えられます。
詐欺メールを見分けるポイント
差出人が公式と無関係
表示名はSBI証券ですが、実際のメールアドレスのドメインは証券会社とは関係のないものでした。表示名は誰でも自由に設定できるため、名前だけで信用してはいけません。
ログイン先が公式ではない
「オンライン認証ポータル」のリンク先は、公式サイトとは別のドメインでした。文末に公式サイトのリンクを載せて本物らしく見せていますが、肝心のログイン先が違います。
短い期限と出金制限の脅し
翌日の期限を示し、守らないと出金や入金が制限されると不安をあおっています。慌てさせて確認する余裕を奪う、フィッシングの典型的な手口です。
パスキー登録をメールのリンクから案内
パスキーなどの認証設定は、通常は公式アプリや公式サイトにログインしたうえで行うものです。メール内のリンクから「ログインして登録」させる流れは不自然です。
宛名が「お客様各位」
個人名や口座を特定する情報がなく、大量に一斉送信された文面だと分かります。参照コードなどで本物らしく見せていますが、根拠にはなりません。
このメールを受け取ったときの対処法
- メール内のリンクは開かず、メールは削除してください。
- 気になる場合は、公式アプリやブックマークした公式サイトから直接ログインし、お知らせや認証設定を確認してください。
- メール内に書かれた連絡先ではなく、公式サイトに載っている窓口に問い合わせてください。
- 同じメールを受け取った家族や知人にも注意を呼びかけてください。
- 迷惑メールとして報告し、可能なら送信元をブロックしてください。
情報を入力した・お金を支払ってしまった場合
- すぐに公式アプリや公式サイトから正しいパスワードに変更してください。同じパスワードを使い回している他のサービスも変更してください。
- 証券会社の公式窓口に連絡し、被害の可能性を伝えて口座の状況確認や取引制限を相談してください。
- 身に覚えのない取引、出金、登録情報の変更がないか確認してください。
- 暗証番号や認証コードなども入力した場合は、それらも変更してください。
- 被害が出た場合は、警察や消費生活センターに相談してください。
相談・報告先
- 警察相談専用電話「#9110」:詐欺かどうか不安なとき、被害に遭ったかもしれないときに相談できます。
- 都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口:ネットを使った犯罪の相談を受け付けています。
- 消費者ホットライン「188」:最寄りの消費生活センターを案内してもらえます。
- フィッシング対策協議会:迷惑メールフォルダーに入らずに届いたフィッシングメールは、リンクをクリックせずに info@antiphishing.jp へ転送して報告できます。
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