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サクラサイト詐欺の手口と弁護士に依頼して返金する方法について解説

この記事でわかること
  • サクラサイト詐欺は年々増加している
  • サクラサイト詐欺は出会い系サイトによる被害が多い
  • サクラサイト詐欺の手口は巧妙化している
  • サクラサイト詐欺は弁護士・司法書士に依頼して返金できる

インターネットを介した詐欺事件として、サクラサイトによる被害はあとを絶ちません。サクラ詐欺の多くは出会い系サイトによるものですが、他にも新手の手口が増えていますので、詐欺商法に騙されてお困りの方は多いでしょう。

サクラ詐欺に多額のお金を支払った場合、弁護士・司法書士に依頼すれば返金できる可能性がありますので諦めてはいけません。

この記事では、サクラサイト詐欺の手口を紹介したうえで、返金のための手段としてどのようなものがあるのか、弁護士・司法書士に相談することでどのようなメリットがあるのかを解説します。サクラサイト詐欺被害の解決にお役立てください。

イーライフ司法書士事務所
イーライフ司法書士法人(旧 平柳司法書士事務所)
イーライフ司法書士法人はネット詐欺被害に注力する司法書士事務所です。悪質詐欺師に騙されて返金請求をしたいならば詐欺に強い司法書士に相談しませんか。
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サクラサイト詐欺とは?

サクラとは、実在しない偽のキャラクターになりすます行為のことです。Webサイト・メール・SNSなどで、サクラを使って利用者を騙してお金を支払わせる悪質商法がサクラサイト詐欺です。

サクラサイト詐欺には様々な種類と手口がありますが、最も代表的なのが出会い系サイトです。出会い系サイトを使ったサクラサイト詐欺は組織的におこなわれており、被害者は増加の一途です。

【全国消費生活情報ネットワークシステム(PIO-NET)への出会い系に関する相談件数推移】
年度 相談件数
2018 8,913
2019 8,927
2020 10,596
2021 7,239(前年同期 6,980)

【出典】:出会い系サイト|国民生活センター

サクラサイト詐欺の勧誘方法とは

サクラサイト詐欺は出会い系サイトによる被害が最も多くなっていますが、その勧誘手口は巧妙で以下のような方法により利用者を騙して集客をしています。

  •  「財産を譲ります…」と資産家を名乗る人からメールが突然送られてきた
  •  「愛人になって欲しい…」とセレブ女性からSNSに連絡が来た
  •  「1000万円当選した…」と懸賞サイトからメールが来て出会い系に誘導された
  •  「無料で利用できる…」という出会い系サイトに登録したら有料サイトに誘導された
  •  「確実に出会える…」という広告を信じてポイントを購入したが全く出会えない

このようにして出会い系サイトに誘導されて登録したら、様々なサクラのキャラクターから続けざまにメールが来ます。

男のサクラのキャラクター例 女のサクラのキャラクター例
一流大学に通う学生 彼氏募集中の女子大生
イケメンホスト グラビアアイドル
お金持ちのIT起業家 セレブな人妻
身寄りがない資産家の老人 夫と死別した資産家のマダム
芸能事務所のマネージャー 結婚相手を探している女医

このように「知り合いたい」「仲良くなりたい」と思わせるようなキャラクターが次から次に登場して、以下のようにメールで魅力的なオファーを提示します。

【サクラメールの一例】

  • 「お金が余っているので差し上げます。」
  • 「私の遺産を受け取ってください。」
  • 「真剣にお付き合いしたいです。」
  • 「愛してます。結婚しましょう。」
  • 「毎月100万円払うので愛人契約してください。」
  • 「芸能人のマネージャーですが、貴方だけにタレントを紹介できます。」

このようにサクラがメールを使って、利用者を「信用させる」「夢心地にさせる」ことで、有料ポイントを購入させたり、お金を振り込ませるというのがサクラ詐欺の常套手段です。

サクラサイトの手口と被害例

サクラサイトは勧誘した利用者に対して、お金を支払わせるために様々な詐欺行為を働きます。その手口も巧妙化しており様々なケースの被害者がいます。

出会い系の被害で最も多いのは、有料サイトに誘導されてポイントを購入させられるというものですが、それ以外にも、オプション料金の請求、退会費用の請求など、悪質手口は多岐にわたります。

【サクラ詐欺被害の事例】

  • 「グラドルに真剣に交際して欲しい」と言われ、何度もポイントを買ったけど会えなかった。
  • 「資産を譲る前に話を聞いて欲しい」と言われ、メールのやり取りに100万円以上もポイントを支払った。
  • 「プライベートチャットルームで連絡しよう」と促され、その後、運営者から多額の使用料を請求された。
  • 「連絡先を交換しよう」と別な有料サイトに誘導されて、システム使用料などの名目を支払わされた。
  • 誘導された有料サイトに「退会したい」と伝えたら多額の退会費用を支払わされた。

被害額は数千円という少額のものから、相手をサクラだと気が付かずにメールをやり取りするうちに数百万円もの高額なポイントを購入してしまったというケースもあります。

サクラサイト詐欺の仕組み

サクラサイトはたくさんの利用者を巧妙に騙し取るために組織的に詐欺行為が行われています。出会い系運営会社がアルバイトを大勢雇ってサクラとしてのノウハウを教え込みます。

サクラは運営会社内では“オペレーター”とも呼ばれ、昼夜交代でひたすらメールを打ちまくります。男のサクラが女性を演じたり、その逆もあります。

サクラサイト詐欺の手口は、最初は様々なキャラクターを使ったテンプレートメールを一斉送信して勧誘をおこない、それに引っかかった利用者に対して、サクラが昼夜問わずメールを送って、「本気で会いたい」と思わせるように仕向けます。

メール交換するようになって、具体的に会いたいと言っても、適当にはぐらかして、延々とメールのやり取りをさせて有料ポイントを消費させようとします。

また、大量にポイントを購入するようなカモ(利用者)に対しては、他のサクラキャラもアプローチをおこない、さらに多額のお金を支払わせようとします。

そもそも、出会い系サイトは一般の人同士が出会えるようなサイトは少なく、サクラサイトがはびこっています。利用する場合には、口コミを確認するなど十分注意が必用です。

出会い系以外のサクラサイト詐欺の種類と手口

ここまでは一般的な出会い系サイトのサクラ詐欺についてご説明しましたが、他にも新手のサクラ詐欺が増えています。それぞれの種類と手口を見ていきましょう。

占いサイト

無料の占いサイトやマッチングアプリを利用したところ、占い師を名乗る相手からメールが届き、個別に占ってあげると有料サイトに誘導されて多額の鑑定料を取られるケースがあります。

また、「運気が良くない」「除霊が必用」などと言って、高額の仏壇や壺を買わされることもあります。いわゆる霊感商法といわれる詐欺ですが、サクラの占い師がいろいろな理由をつけて、お金を支払わせるという詐欺が横行しています。

対戦ゲーム

ゲーマーを名乗るサクラがSNSやアプリのコミュニケーション機能を使って対戦ゲームに招待をして、ポイント購入を促したり、賞金を賭けてゲームに負けたからとお金を支払わせる手口があります。

ゲームに参加した複数のサクラが連携して、カモである利用者に様々な言葉の圧力をかけることでお金を払わざるを得なくします。このような、劇場型とも言える複数のサクラを使った新手の手口も増えています。

懸賞当選メール

「1億円が当選しました!」などのメールを不特定多数の人に送信し、当選金を受け取るためには手数料が必要であるとして、お金をだまし取る手口があります。

懸賞サイトの運営者を演じるサクラが、様々な理由をつけて手数料と称するお金を支払わせようとします。また、懸賞サイトから有料の出会い系サイトに誘導させるという手口もあります。

情報商材

SNSやメールに儲かる副業ツールがあると会社経営者・セミナー講師・実業家を名乗る男性から連絡が来て、「FX自動売買ツール」「簡単スマホ副業」などの商材を売りつけられる手口があります。

サクラが言葉巧みに資産運用の重要性や利益が出ることを説いて、信用させて購入させますが、それらの商材はどこにでもある二束三文の商品です。

国際ロマンス詐欺(投資詐欺)

出会い系サイトやマッチングアプリで出会った相手を信用させて、必ず儲かるからと「海外FX投資」「仮想通貨投資」を勧める手口です。

サクラが、「恋愛感情を抱かせたり」「結婚をちらつかせたり」して、信頼できるキャラを演じて“二人の将来のためにお金が必用だ”などと投資を持ちかけ入金させて、その後は口座をブロックして出金できないようにします。

国際ロマンス詐欺と言われる、中国人や欧米人などを演じるサクラが投資に誘導してお金を持ち逃げするという悪質な手口が増えています。

サクラ詐欺は犯罪?

サクラサイトは、詐欺罪に該当する可能性がある犯罪行為です。刑法第246条では詐欺罪は10年以下の懲役になります。

  • 人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
  • 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

【引用】:刑法第246条

また、サクラサイトが会社単位で組織的に詐欺行為をおこなっている場合は「組織犯罪処罰法違反」に該当することがあります。サクラ詐欺は明らかな犯罪行為ということが言えます。

本来、このような詐欺行為を働く組織はすぐに逮捕されてしかるべきですが、警察は明らかな証拠がなければ動けないのが実情です。そのため、騙された利用者は、まずは支払った金額を返金させることに重視すべきでしょう。

サクラサイト詐欺の返金方法

サクラサイトに多額のお金を支払ってしまったなら、当然、そのお金は返金させたいものです。

一般的な商取引ならば「クーリングオフ」を活用して契約解除をおこない返金させることができます。しかし、相手は詐欺師なのでクーリングオフ制度のような法律は通用しません。

サクラ詐欺師に返金させるためには、次の方法が考えられます。

  • 自分で交渉する
  • 消費者センターに相談する
  • 警察に相談する
  • 弁護士・司法書士に相談する

ここでは、それぞれの方法の特徴やデメリットについて具体的に解説していきます。

自分で交渉する

まずは、自分自身で相手方に連絡し、返金を求めるという方法があります。直接、メールや電話で返金請求する、内容証明郵便を送付するなどの方法があります。

しかし、相手はそのようなクレームには慣れた詐欺師ですので、いくら相手の行為を批難したり、返金を求めたところで応じてくれる可能性は低いでしょう。

消費生活センターに相談する

消費生活センターは、商品やサービスへの苦情を受け付ける相談窓口です。消費生活センターでは、同様の被害相談を受けて情報が蓄積されている可能性がありますので、有益なアドバイスを受けられることがあります。

ただし、消費者センターは話しを聞いてアドバイスをしてくれますが、返金交渉を代行することはできません。返金を求める場合、弁護士・司法書士への相談を勧められるでしょう。

警察に相談する

サクラ詐欺被害を警察に届けることで、捜査に乗り出してくれる可能性はあります。ただし、「証拠が少ない」「詐欺かどうか判別が難しい」「金額が少額」「詐欺組織が管轄外」という場合、警察は動いてくれないということを覚えておく必用があります。

また、そもそも警察の仕事は犯罪の捜査・検挙であって、被害者のお金を取り戻すことではありません。警察の取り調べが長引く間にサクラ組織のお金が不明になることも考えられます。

相手に返金させることが第一の目的ならば、警察への相談は不向きと言えるでしょう。

弁護士・司法書士に相談する

サクラサイト詐欺で返金請求するためには、法律の専門家である弁護士・司法書士に相談するのがおすすめです。

弁護士や司法書士は、被害者の代理人として相手方と直接交渉することができます。返金請求、刑事告訴など、依頼者の希望する解決方法をサポートしてくれます。

依頼を受けたら、必用な証拠をすぐに集めて整理をおこない、相手と交渉に入ってくれるため、返金の可能性が高まります。支払ったお金を取り戻すためには、交渉ごとの専門家である弁護士や司法書士に任せるのが最も確実な方法です。

サクラサイト詐欺を弁護士・司法書士に相談するメリット

ここからは、サクラサイト詐欺を弁護士・司法書士に相談することの具体的なメリットについて解説していきます。

詐欺師の所在情報を特定できる

サクラサイト被害の問題点として、「相手の所在がわからない」「相手が行方をくらます」などにより、そもそも連絡を取ることができないということがあります。

弁護士や司法書士であれば、特定事務受任者として、「職務上請求」という特別な手続により、自治体から関係者の住民票などを取り寄せることが可能です。

また、弁護士には「弁護士会照会制度(弁護士法第23条)」というものがあり、弁護士会の承認が得られれば、官公庁や企業などの団体に必要事項の調査・照会ができます。

弁護士・司法書士ならば、相手の所在を突き止めて返金交渉に入ることができます。

証拠に基づく的確な主張ができる

弁護士や司法書士は、法律の専門家として、詐欺被害を訴えるための的確な主張をすることができます。

相手方と交渉や訴訟をおこなう場合、証拠に基づいて的確な法的主張を行うことが重要ですが、弁護士や司法書士が介入することで有利な解決が期待できます。

早期に返金される可能性がある

被害者本人から返金請求しても相手にされなかった場合でも、弁護士や司法書士が交渉することで、すぐに返金に応じるケースがあります。

サクラサイト側も弁護士が出てきて、裁判や警察沙汰になることは避けたいと考えています。弁護士や司法書士から連絡が来た段階で、すぐに返金に応じるケースは珍しいことではありません。

サクラサイト詐欺で弁護士・司法書士を選ぶ場合の注意点

サクラサイト詐欺を解決するためには、弁護士や司法書士であれば、どの事務所でも良いというわけではありません。詐欺案件で、弁護士や司法書士を選ぶ場合の注意点を解説します。

サクラ詐欺の解決実績がある事務所を選ぶこと

弁護士や司法書士であっても、だれもがサクラサイト詐欺の解決に精通しているわけではありません。依頼した事務所が、サクラ詐欺に詳しくなければ、解決までに時間がかかったり、返金ができないケースがあります。

詐欺事件に詳しい弁護士ならば、たくさんのサクラサイトの情報を有し、解決実績も豊富ですので、迅速に交渉に入ることができます。

サクラサイト詐欺の返金を希望するなら、解決実績が豊富な弁護士・司法書士を選ぶことをおすすめします。

費用は事務所によって異なるため見積りをもらうこと

弁護士や司法書士に依頼する場合に心配なのは費用についてでしょう。弁護士・司法書士の費用は一律ではなく、事務所によって違いますので、無料相談などを利用して、費用については依頼前に確認しておくことが重要です。

弁護士・司法書士の費用には、相談料、着手金、報酬(成功報酬)、実費などの項目がありますので、ご自身のサクラ詐欺被害のケースを伝えた上で、見積りを出してもらいましょう。

140万円超の被害額なら弁護士がおすすめ

弁護士と司法書士にはサクラ詐欺の返金業務内容に違いはほとんどありません。ただし、取り扱える業務の金額の範囲に違いがあります。

弁護士は全ての業務に対応可能ですが、司法書士は1件の被害金額が140万円以下の業務しか取り扱うことができません。被害額が140万円を超える場合には弁護士に相談するようにしましょう。

まとめ

信用してメール交換をしていた相手がサクラだとわかった場合、とてもショックでしょう。しかし、自分を責める必用はありません。悪いのは騙したサクラ詐欺サイトです。

支払ったお金は弁護士・司法書士に和解交渉を任せることで返金できる可能性があります。失った時間は戻りませんが、お金は戻る可能性がありますので、ぜひ弁護士・司法書士に相談なさってください。

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イーライフ司法書士法人(旧 平柳司法書士事務所)
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